チョーカー やまかがし  作品コード IS005
子供の頃は、でくわした蛇はほとんど反射的に捕まえてました。マムシと違って、青大将とやまかがしには毒はない、と信じていましたから、何の躊躇もなく、がっちりつかんで振り回していました。
今では、やまかがしは立派な毒蛇。あごの奥のほうに、毒を持つ牙が見つかった(あるいはわたしが知らなかっただけ?)ということですが、さんざん掴んだやまかがしに咬まれなくて本当に良かったです。

蛇のジュエリーは、ビクトリア女王が好んだこともあり、アンティークジュエリーに多く見られますし、現代でも、欧州のジュエリーには、頻繁にモチーフとして使われます。キリスト教文化圏の方々にとって、イブをだまして禁断の実を食べるように仕向けた蛇には、なにか特別なイメージがあるのかもしれません。日本でも、蛇は神の使いとよく言われますが、ことジュエリーに関しては、蛇をモチーフにしたものはほとんど売れないということで、アンティークジュエリーの買い付けを生業としている方々も、蛇のジュエリーには手を出さないと聞きました。でも、経験的にも造形的にも、とても気になる生き物ですから、売れないといわれても、造りたいものは造ります。

長いフォルムをたたき出したまま、その槌目を残していぶした結果、蛇特有のめらめら感が出せました。頭はかなりリアルに彫りこんでありますので、蛇嫌いの方の前では、御使用にならないほうがいいかと思います。
SILVER925

横幅 : 約15mm
縦 : 約30mm
全長 : 約90mm


チョーカー : 40cm
革紐径 : 3mm

価格\14,000
(税、国内送料含む)


今そこにある自然
シリーズ
チョーカー
やまかがし
作品コード
IS005

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